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既に個人で事業を始めている方からの会社の設立に際して、「現物出資をしたいのですが」という相談を受けることがあります。
それは、「在庫商品などの処分をどうするか?」という問題につながります。
その場合には、
の2つの方法がありますが、個人としてのキャッシュフロー等に違いがでるので注意が必要です。
<損益> | |
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売上 | 500 |
利益 | 500 |
所得税等 | 250 |
<キャッシュフロー> | |
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売上収入 | 500 |
所得税等 | 250 |
手取り | 250 |
※税率を50%と仮定
→個人として手元に250万円のキャシュが残る。
※消費税の納税義務者であれば、消費税もかかってきます。
<損益> | |
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売上 | 500 |
利益 | 500 |
所得税 | 250 |
<キャッシュフロー> | |
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売上収入 | 0 |
所得税等 | 250 |
手取り | -250 |
※税率を50%と仮定
→個人として手元にキャシュが残らない。
※消費税の納税義務者であれば、消費税もかかってきます。
詳細は事例毎に税理士さんに確認してもらう必要がありますが、個人のキャッシュフローの観点からは、現物出資をせずに、設立後の会社に買い取ってもらう方が好ましい場合があるということです。
「資本金の額」を大きくすることも大切ですが、このような観点からも現物出資を検討頂ければと思います。